Salesforceのごみ箱について知っておくべきポイント

13 May 2022

読了時間：3分

Salesforceが営業部門やサポート部門の業務に不可欠であることを考慮すると、システム管理者はSalesforceのごみ箱の仕組みについて理解し、データ損失を未然に防ぐために必要な対策を講じなければなりません。

Salesforceのデータを削除するとどうなるのか

Salesforceのデータが削除されると、Salesforceのごみ箱に移動します。このごみ箱には15 日間保存され、その後永久に削除されます。デフォルトでは、すべての管理者が、削除されたデータを表示および復旧することができます。ユーザーは、自分のごみ箱内のレコードを表示、復旧できますが、他のユーザの削除されたデータを復旧するには、「すべてのデータを変更する」権限が必要になります。

ごみ箱からSalesforceのデータを復旧する方法については、こちらをご覧ください。

Salesforceのごみ箱のストレージ

ごみ箱で保存できるレコード数は、組織のSalesforceストレージ割り当てに基づいて計算されます。ごみ箱には、MBストレージ容量の約25倍のレコードを保存できます。

たとえば、1,000MB (1GB) のストレージ割り当てを持つ組織は、ごみ箱に25,000レコードを保存できます (25 x 1,000 = 25,000 レコード)。

Salesforceのごみ箱に関する制限事項

バージョニング：レコードの以前のバージョンを復旧することはできません。言い換えると、ユーザーが誤ってデータを削除する前に上書きした場合、そのレコードの変更されたバージョンしか復旧ができません。
時間制限：削除されたデータは、削除日から15日間のみ利用可能で、それ以降は永久に削除されます。
メタデータの損失：レポート、カスタマイズ、およびその他のメタデータは保存されず、復旧できません。誤って変更や削除した場合は、ゼロから再作成する必要があります。
オブジェクトの関連性の損失：Salesforceでは、復旧に適用されるのは、置換されていない参照関係にのみであると明記しています。

Salesforceのデータにバックアップソリューションは必要なのか？

企業が、Salesforceのデータを損失してしまうのはよくあることです。そのため、自動バックアップをするツールや手動でバックアップするツールが存在しています。Salesforceのごみ箱に依存するのは危険すぎます。

誤削除：管理者およびユーザーは、誤って重要なデータを削除してしまう可能性があります。
大量データのインポート/エクスポート：データローダーのようなツールは、大量のレコードを短時間で修正するのに役立ちますが、不注意なミスによって大規模なデータ損失が発生してしまう可能性があります。
不正な自動化：破損したApex TriggerやProcess Builderによってデータが上書きされ、大量のデータが失われる可能性があります。

なぜSalesforceのバックアップにSysCloudが最適なのか

SysCloudは、すべての標準またはカスタムのSalesforceオブジェクト、メタデータ、Apex Trigger、およびチャターの自動バックアップを作成します。オブジェクトの関連性はリストア時も維持され、データは任意のポイントインタイム・バックアップスナップショットから復旧できます。

よりスマートなバックアップ：バックアップを自動化し、SysCloudにすべてのAPIエラーを処理させることで、管理者の手を煩わせることはありません。

高機能なリストア：バックアップスナップショット間の変更を比較および追跡し、Salesforceデータの任意のバージョンを復旧できます。

関連性の維持：すべての関連性を維持したまま、Salesforceオブジェクトと関連する添付ファイルを復旧します。

SysCloudのSalesforceバックアップについてはこちらをご覧ください。

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