高度な機能でクラウドバックアップをアップグレード

バックアップの範囲やバックアップ対象にするアプリなどカスタマイズした自動バックアップジョブを作成します。

ジョブが作成されると、SysCloudはデータを24時間ごとに自動的にバックアップします。

自動バックアップ機能をオンにすると、新しいMicrosoft 365ユーザー（新入社員など）を自動的にバックアップスケジュールに登録します。

バックアップジョブを作成する際、管理者はバックアップに含めるユーザー、ドメイン、組織単位、およびMicrosoft 365 アプリ

(カレンダー、連絡先、Outlook、OneDrive、SharePoint、Teams) を選択できます。

複数のバックアップジョブを作成することで、クラウド内の異なるエンティティに対して保持設定をカスタマイズすることができます。

管理者は、必要に応じてバックアップジョブを編集することも可能です。

バックアップされたデータが連邦および州の保持法規に準拠している期間を定義します。

管理者は、データを無期限に保持することも、アプリごとに保持期間を設定することもできます。

これにより、不要となったデータでバックアップアーカイブが乱雑にならないようにします。

SysCloudには2つの保持タイプがあります：

1つのSysCloudアカウントから複数のドメインをバックアップすることで、サブスクリプションコストを節約できます。

バックアップジョブを作成する際に、特定のファイルタイプまたは特定のサイズ以上のファイルを除外することで、必要なデータのみがバックアップされます。

これにより、バックアップ処理を高速化できます。

バックアップジョブの作成時に、特定のユーザーとグループをバックアップ対象から除外します。

バックアップジョブからユーザーを除外することで、SysCloudのライセンスコストを節約できます。

すべての基本バックアップ、増分バックアップ、リストア、エクスポートの完了時間を正確に取得します。

管理者は、アカウントレベル、ドメインレベル、アプリレベル、さらにはユーザーレベルで進捗状況を確認することができます。

オンデマンドバックアップオプションを使用すると、特定のユーザーのバックアップを即座に開始できます。

データ移行、サードパーティアプリの統合、データの削除など、Microsoft 365アカウントに大きな変更を加える前にオンデマンドバックアップを実行することで、

データの損失や破損が発生した場合に最新のデータを復元できるようになります。

管理者は、バックアップ、リストア、エクスポートの状況をリアルタイムで確認できます。

ダッシュボードには、過去30日間のバックアップ状況のステータスと、過去90日間のリストアおよびエクスポートのステータスが表示されます。

ダッシュボードから詳細情報にアクセスすることで、進行中および完了したバックアップタスク数、リストアおよびエクスポートリクエスト数を確認できます。

単一のダッシュボード上では、バックアップされたデータの総量、データが保護された日数、リストアおよびエクスポートされたアイテムの数、

ユーザー数、バックアップされたSharePointサイトやTeamsなど、アプリおよびドメインレベルで消費されたストレージの合計を確認できます。

バックアップ、リストア、エクスポート時にエラーが発生した際には、リアルタイムにエラー通知がされるので、迅速にエラーを特定して解決することができます。

管理者は、ダッシュボードから詳細情報にアクセスすることができ、エラーの修正に役立つヒントを得ることができます。

SysCloudは、さまざまなレベルでバックアップを監視できる多機能性を備えています。

ダッシュボード上で、SaaS（クラウドサービス）レベル、アプリレベル、ドメインレベル、またはユーザーレベルでのデータを簡単に切り替えることができます。

特定のクラウドサービスやアプリケーションのダッシュボードを表示するには、クラウド選択のドロップダウンリストから切り替えます。

また、特定のドメインやユーザーのダッシュボードを表示するには、検索窓にドメイン名やユーザー名を入力することで表示されます。

スマートナビゲーション機能で、アカウント、ドメイン、アプリ、ユーザー、共有ドライブ、Classroomのアーカイブやダッシュボードに簡単にアクセスできます。

SaaSアプリ（クラウドサービス）名、アカウント名、ドメイン名、アプリ名、ユーザー名、共有ドライブ名、Classroom名を組み合わせて検索ができます。

もっと詳しく

スマートナビゲーションにより、さまざまなアプリやクラウドサービスを管理している場合でもダッシュボードやアーカイブに素早くアクセスすることができます。

メタデータ内のキーワードを利用して、バックアップアーカイブ内の任意のファイルを簡単に検索することができます。

例として、

件名、送信日/受信日、差出人、宛先、Cc、Bcc（Outlook）、ファイル所有者、最終更新日、ファイル名、フォルダ名（OneDrive）、オーガナイザー名、

オーガナイザーのメール、イベント作成日（カレンダー）、名前、メール、作成日（連絡先）などが含まれます。

ポイントインタイムバックアップスナップショットを使用して、誤って削除した場合やランサムウェア攻撃、データの破損があった場合に、

過去の任意の時点に遡って復旧することができます。

管理者はすべてのバックアップインスタンスを確認し、復元する必要があるデータの適切なバージョンを選択することができます。

バックアップしたファイル、メール、連絡先、カレンダーを、共有権限とフォルダ構造を保持したまま、

同じドメイン内の別のユーザーアカウントに復元することで、データの所有権を簡単に移行できます。

OutlookのメールとOneDriveのファイルを元の場所、またはカスタムラベル/フォルダに復元できます。

別のラベル/フォルダに復元することで、復元されたデータを簡単に識別することができるようになります。

.mboxおよび.pstの両方の形式でメールをエクスポートまたはダウンロードすることができます。

ダウンロードしたメールデータを互換性のある形式に変換する手間をかけずに、一般的なメールクライアントに素早くインポートできます。

リストアおよびエクスポートのレポート画面で最新の進捗状況を確認できます。

リストア元とリストア先、リストア/エクスポートされたアイテムの数、タイプ、ユーザー、日付などの情報も同時に確認できます。

SysCloudがクラウドAPIのエラーを自動的に解決するため、管理者は、バックアップエラーの修正に時間をかける必要は無く、他の重要な管理作業に集中できます。

手動によるエラー修正を行う場合でも、エラー修正の手順を参照して修正方法を確認することができます。

クラウド接続管理画面では、SysCloudに接続されているすべてのクラウドサービスとアカウントを一括管理できます。

管理者は、新しいMicrosoft 365アカウントの接続、オンデマンド同期の実行、同期エラーの解消などすべてを一画面上で行うことが可能です。

すべての管理者およびエンドユーザーのアクションに対して制御、可視化します。すべてのバックアップ、リストア、およびエクスポートイベントについて

詳細な監査ログを表示できます。